General Incorporated Association.
JDX Association for the Inheritance and innovation of Japanese
Traditions
一般社団法人JDX 日本の伝統継承と革新の会
Aizu World Projectについて
Aizu World Projectは、観光庁の事業として、会津若松市の歴史的名城「鶴ヶ城」を中心とした65,536平方メートルの領域を、実寸かつ精巧に仮想空間上に再現しました。
鶴ヶ城は、戊辰戦争の舞台であり、NHK大河ドラマ『八重の桜』の舞台としても知られる、日本の歴史を象徴する名所です。この名城を、最も歴史のあるメタバースであるセカンドライフに展開しました。これにより、現実では立ち入ることができない場所も含めた新たなバーチャルツーリズムを実現しています。
その後、地元の衆議院議員 菅家一郎代議士、会津観光ビューロー 渋川恵男会頭からの強い要望を受け、 世界で最も大規模な仮想空間プラットフォーム「フォートナイト」上に、 鶴ヶ城の領域に加え、会津武家屋敷や風情溢れる七日町通りの建造物をデジタルで再現しました。
このプロジェクトにより、1万3000平方メートル(約東京ドーム3個分)という 前例のない壮大なスケールのデジタルツイン型仮想空間が実現されました。 さらに、フォートナイトで人気のオンラインゲーム要素を取り入れた 『Bushido-SAMURAI CITY AIZU (Real World Series)』として、 2024年12月に公開予定。このプロジェクトは、観光とエンターテインメントを融合させた 新しい試みとして注目を集めています。
上の画像は、上段がセカンドライフ内に展開した鶴ヶ城の武者走り、下段が現実世界の様子です。
撮影時期の違いによる微妙な差異はあるものの、メタバース用に汎用性を高めるためデータを軽量化したにもかかわらず、その精巧さは維持されています。
このようにリアリティと汎用性を両立させたデータは、地域のPRやデジタルアーカイブ、防災シミュレーションなど、多様な分野での活用が期待されています。
BUSHIDO-SAMBUSHIDO-SAMURAI CITY AIZU
Aizu World Projectの新たな展開として、全世界で5億人以上の利用者を誇るフォートナイトに登場しました。約9万平方メートルの現実空間を精密に再現し、フォートナイトで最も人気の高いゲームシステム「バトルロイヤル」を楽しめるようになりました。
Aizu World Projectの技術
私たちは、古典的な3Dデータ開発技術と、3DGS(ガウシアンスプラティング)などの先端AI技術を組み合わせた ハイブリッドな開発方法を導入しています。
デジタル化する領域をドローンによる空撮と地上からの撮影によって取得し、高精度な再現力を維持しながら データの軽量化を実現しました。この技術により、世界中から利用可能な様々な仮想空間プラットフォーム上で 高品質な体験が提供されています。
これらの技術は、歴史的な建造物や文化資産、文化財のデジタル保存(デジタルアーカイブ)としても 有効性を発揮します。その結果、国内外へのアピールと、文化財の保全という「攻守を兼ねた施策」が可能となります。